全日本プロレス〝満場一致で最高の男〟宮原健斗(36)が、プロレス大賞における〝ロビー活動禁止〟を緊急提言だ。スターダムの上谷沙弥(29)、ノアのOZAWA(29)も巻き込んだその内容とは――。

 本格的な寒さも到来し始めた11月某日の早朝、宮原は記者を緊急招集。新宿区某所へ現れると「今年のプロレス大賞おかしくないですか?」と記者に話を切り出した。

 たしかに今年のプロレス大賞は、例年に増して過熱している。女子初のMVPを狙う上谷は、2021年から特別選考委員を務める小橋建太に投票を直談判。OZAWAも明言こそ避けているが、記者にうやうやしくカステラを手渡すなど〝袖の下〟まがいの行動を取っている。

【左】選考委員の小橋建太(右)にキス顔で迫る上谷沙弥【右】本紙記者(左)にカステラを手渡すOZAWA
【左】選考委員の小橋建太(右)にキス顔で迫る上谷沙弥【右】本紙記者(左)にカステラを手渡すOZAWA

 宮原は「賞を狙っているようなプロレスラーはダメですよ」と2人を断罪。「プロレスラーってリングで戦ったり、メディアに出たりしてカッコいいところを見せる存在じゃないですか。僕が子供のころに憧れたレスラー、例えばハルク・ホーガンは賞を狙ってましたか? そうじゃないでしょ」と眼光を光らせる。

 上谷やOZAWAらトップレスラーの行動が業界に悪循環を生んでいくと主張。「5年後、10年後、2人に憧れた選手が同じことをやる。で、どんどん〝小さい世界観〟になってしまうと思うんです」と今後、賞の権威まで失墜しかねないと危ぶむ。

 また、その記事を掲載する本紙に対しても「東スポさんも選手をヨイショして面白おかしく書くでしょ。それを止めなきゃいけないから、今日呼び出したんですよ」とクギを刺した。

「賞は〝選ばれるもの〟。そんな菓子折りなんか出さなくても、その1年を代表したいい選手のもとに来るわけですよ」と宮原は正論を投げかける。ここまでは記者も納得してうなずいていたが「まあ、それが今年は宮原健斗なんですけどね」と耳を疑うような言葉が…。

 それではまるで同じ穴のムジナではないか――。そう追及すると「全然違いますよ。僕のはアドバイスです。だって俺ほどの『ピープルズチャンピオン』がいますか? そもそも…」と、のべつまくない自慢話が始まったので、話半分にやり過ごした。

 気がつくとスッキリした表情の宮原は、最後に「急に寒くなりましたからね、風邪には気をつけてくださいよ」と何かを訴えかけるような上目遣いで、缶コーヒーを記者に差し出した。MVPの行方はいかに…。

缶コーヒーを記者に差し出す宮原健斗
缶コーヒーを記者に差し出す宮原健斗