ニューヨークの〝食い逃げディーバ〟がついに収監された。米紙ニューヨーク・ポストが24日、報じた。
グルメ系インフルエンサーを装い、ニューヨークの高級レストランで〝食い逃げ〟を繰り返してきたペイ・チャン被告(34)が、少なくとも9回目の逮捕を経て、ついに拘置所送りとなった。
チャン被告は、数百ドル分の料理を注文し、「インフルエンサーとして店を宣伝するので無料にして」と要求しては無銭飲食を繰り返し、ここ数週間だけで10回以上も警察ざたになっている。ウィリアムズバーグのミシュラン店「フランシー」には2回も出没して無料の食事をかすめ取ったとされる。
フランシーのオーナー、ジョン・ウィンターマン氏は「ようやく正義が実現したよ。ニューヨークだからこそ、こんな人物が〝フォークヒーロー(民間伝説)〟になってしまうんだ」と語った。
チャン被告のインスタグラムには、ブランド品を身にまとった自身の写真を多数投稿している。フォロワー数は、逮捕報道の前には1万3000だったが、現在は2万5000を超えている。
チャン被告は21日午後3時ごろ、同じくウィリアムズバーグの人気店「モーレ・メキシカン・バー・アンド・グリル」で149ドル(約2万3386円)分の料理を注文し、支払いを拒否したとして逮捕。22日に「サービス窃盗(本来料金を支払うべきサービスを、支払う意思がないのに受け取ったり利用したりする行為=チャン被告の場合は無銭飲食)」で訴追された。
裁判所は今回の事件で1500ドル、過去に出頭を怠って発行された逮捕状案件2件に対して各1500ドル、合計4500ドルの保釈金を設定。これにより、チャン被告はついにライカーズ島の拘置所送りとなった。26日に出廷予定となっている。
収監後の食生活は豪華とは言えない。拘置所のメニューには、ピザポケット(ピザの具材を小さな生地で包んだホットスナック)、蒸しキャベツ、きゅうりサラダなどの献立が並び、ミシュラン店の豪華料理とはほど遠い。
チャン被告は、元NY州知事のエリオット・スピッツァー氏が大家の高級アパートで4万ドル(約627万円)もの家賃を滞納しており、12月2日に強制退去の見込みだという。












