日本代表は18日の国際親善試合ボリビア戦(国立)に3―0で快勝して2025年の戦いを終えた。森保一監督(57)は、優勝を目標に掲げる来年の北中米W杯へ準備を進める中、約7か月後に迫った大舞台では、誰が主力を形成するのか。元日本代表FW武田修宏氏(58=本紙評論家)が、本番における選手のやりくりを踏まえて森保ジャパンの〝ベストイレブン〟を占った。
常連組が強かった。布陣はメインとなっている3バックを想定した武田氏が、真っ先に挙げたのは2ボランチの組み合わせだ。「先発ならこの2人かな」とMF遠藤航(リバプール)とMF鎌田大地(クリスタルパレス)を指名した上でこう続けた。
「守備的にいきたいのであれば、守田(英正=スポルティング)と遠藤だったりすることもある。(1次リーグ)第2戦であれば、佐野(海舟=マインツ)がスタメンだったりするんじゃないか。攻撃的にいくのか守備的にいくのかなどで組み合わせは変わってくる」
さらに攻守に多くのタスクをこなし、運動量を求められるウイングバック(WB)のファーストチョイスは、右がMF堂安律(Eフランクフルト)、左はMF三笘薫(ブライトン)だった。「堂安は攻撃だけじゃなく、守備もよくなっているし、ハードワークもできる。どんどんたくましくなっている。スタメンがこの2人であれば、後半から左の中村敬斗(スタッド・ランス)を入れたり、右には伊東純也(ゲンク)もいるしね」。
1トップはFW上田綺世(フェイエノールト)で一発回答。今季所属クラブでの絶好調ぶりを買わないわけにはいかない。その上で「相手によって前線から追いたいなら先発に前田大然(セルティック)を使うこともあるだろう」とも。また、2シャドーは右のMF久保建英(レアル・ソシエダード)、左のMF南野拓実(モナコ)が適任だとした。
最終ラインに関しては、コンディションが戻った場合のDF冨安健洋に加え、DF板倉滉(アヤックス)に〝当確〟を与えた。残る1枠をDF谷口彰悟(シントトロイデン)、DF渡辺剛(フェイエノールト)、MF鈴木淳之介(コペンハーゲン)をはじめ、ケガからの復帰を目指すDF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)らが争う構図とみる。また守護神はケガが癒えていれば、鈴木彩艶(パルマ)の一択になるとの見解だ。
武田氏はベストメンバーを選ぶ原則について「W杯は、どれだけ選手が経験をしているかが大事。W杯に何回出たとか、欧州チャンピオンズリーグ(CL)とかでどれだけ苦しい試合をしてきたとかは、本番で生きてくると思うし、そういう選手が軸になる。もちろん若くてイキの良い選手は重要だけど、大舞台では経験値を重視していくのではないか」と説明した。
元日本代表ストライカーが、一通りに決めるのが難しくなっているほど選手個々のレベルが上がっている。森保ジャパンの中心を誰が担っていくのか本番まで目が離せない。
【今後の日本代表】
年内の活動を終えた日本代表は、W杯イヤーとなる来年3月に再始動する。
この3月の国際Aマッチ2試合が、北中米W杯メンバー争いの最終選考となる。まだ対戦相手は決まっていないが、12月5日(日本時間6日)に行われる1次リーグ組み合わせ抽選後に決まる見込みだ。同組となったチームとの対戦はできないためで不確定要素もあるとはいえ、日本サッカー協会の宮本恒靖会長は「できるだけ強い国とやりたい」と語る。
3月シリーズを巡っては、英国メディアで強豪イングランドとの対戦浮上と報じられたこともあった。その活動の結果を踏まえ、北中米W杯のメンバーは来年5月に発表される見通しだ。












