グルメ系インフルエンサーを装う〝食い逃げ〟常習犯がニューヨークの高級レストランで食い逃げし、10月下旬以降に5回逮捕されたが、さらに食い逃げを繰り返し、2回も逮捕された。もはや〝食い逃げディーバ〟と呼ばれるようになった。

 米紙ニューヨーク・ポストが18日、報じた。プラダを身にまとい、ニューヨークの高級レストランを狙うブルックリン在住のペイ・チャン容疑者(34)は10月末以降、トップクラスの飲食店で数百ドル分の料理を注文し、「インフルエンサーとして店を宣伝するので無料にして」と要求しては無銭飲食を繰り返し、すでに5回逮捕された。

 しかし、いずれも〝サービス窃盗(本来料金を支払うべきサービスを、支払う意思がないのに受け取ったり利用したりする行為=チャン容疑者の場合は無銭飲食)〟での逮捕だったが、軽犯罪であるため、逮捕後すぐに釈放されていた。

 チャン容疑者は17日に再びインスタグラムに、14日から15日にかけてレストラン2軒で新たに〝食い逃げ〟したとされる写真を投稿した。この無銭飲食で再び逮捕されていた。

 15日にチャン容疑者が訪れた東南アジア料理レストラン「シー・タイ」のマネジャー、ジョイ・パニックス氏は「彼女は普通に見えるんです。すごくきれいに着飾っているから。毛皮にルイ・ヴィトンのバッグ、良いカメラ。食べ方も、料理の頼み方も、写真の撮り方も一見すべて完璧に見える。でも普通じゃない。買い物袋をたくさん持っていましたが、中は空っぽでした。グッチのショッピングバッグも、空でした。警察官が彼女の持ち物を調べたとき、唯一入っていたのは持ち帰り用の食品の袋だけでした」と語る。

 パニックス氏によれば、チャン容疑者が15日に何時間も店に滞在したため、〝何かおかしい〟と感じたという。予約客のために席が必要になり、スタッフが追加注文の有無と支払いを確認すると、席を立って30分もトイレに篭った。ノックしてドアを開け、料金を請求したところ、3~4枚のクレジットカードを出してきたが、どれも残高がなかった。付近の客たちは、報道で見た容疑者だと気づき、店に知らせ、店の警備員が警察に通報した。

 ニューヨーク市警察によると、チャン容疑者は14日午後5時26分ごろ、イタリア料理店「ミシ」に入り、100ドル相当の料理を注文した後、支払いを拒否。翌日の15日午後6時45分には、シー・タイで123ドルの料理を注文し、再び支払いを拒否。これにより、2回の逮捕に至ったという。

 しかし、すぐに釈放されたチャン容疑者は17日、インスタで「警察官たちは、私がプロみたいにきれいにまとめておいたテイクアウト料理を、また捨てたのよ。別にいいのよ。警官たちが私のテイクアウト料理を楽しむか、もっと注文して分け合ってくれても」と警察官を嘲笑した。