ボクシングWBC世界バンタム級1位の〝神童〟那須川天心(27=帝拳)が、〝バカサバイバー〟こと青木真也(42)とエール交換だ。WBC世界同級2位の井上拓真(大橋)との同級王座決定戦(24日、トヨタアリーナ東京)に臨む那須川が、格闘技イベント「ONE173」(16日、東京・有明アリーナ)で手塚裕之戦を控える青木の公式ユーチューブチャンネルに出演。その後、本紙の取材に応じると、相変わらず妙に水の合う掛け合いを繰り広げたのだった。
――お互いにどんな試合を期待しているか
青木〝勝ってほしい〟とか〝負けてほしい〟とかいう感情はないよ。どっちの結果が出たとしても成立させられるし、受け入れる力があると思うので心配していません。とにかくケガだけはなく、健康であること。無理な減量とかダメだから。
那須川 はい。
――ありのままの那須川天心を見せてほしい
青木 そうです。あと、これは本当に申し訳ないけど、お父さん(那須川弘幸会長)が暴れてくれると、俺たちは一番楽しいっすよねー。
――はい。「指立て事件」を超えるような…
那須川 あれを超えることはないと思います。父親が暴れないような試合をしなきゃいけないなと思いますね(苦笑い)。
――那須川さんから青木さんへの期待は
那須川 いや、もうそれこそ〝健康〟ですよ。ケガなくというか。だって一番今、大変な時期だし。なんでこの試合を組まれたかとか、あんまり分かってる方がいないと思うので、そういうところもしっかりとくみ取って見てほしいです。みんなで青木さんをしっかり見守ってほしいなという思いですね。
――そう言われてますけど意気込みは…
青木 意気込みってお前、意気の込めようが無いだろ! まあでも、第3試合だからね。こう、パッとやって、できるだけ早く帰りたいよね。
――那須川さんは…
那須川 本当にやってきたことというか、いまさら何を言うとかなくて。無理な減量もしてないですし。試合もですけど、どう生きるかっていうところがやっぱり大事になってきますよね。しっかり表現をして、みなさんに魅せたいなと思います。
青木 ちょっといい? 変な髪形してるじゃないですか。それって、要は顔に負けないようにしてんの?
那須川 顔に負けない…?
青木 映画の「国宝」の中で「最後にお前のそのきれいな顔が、お前を苦しめるぞ」みたいなセリフがあるんだけど。それって「味が出ない」ってことだと思ってるんだよね。それで要は、自分の味を出すためにあえてダサくしてるかなと思ったんだよね。
那須川 うーん、何だろう。なんか、かっこいいとか、どうでもいいというか。「最終的にみんなの前で全部丸刈りにもなれるよ。そっちの方が面白いじゃん」みたいなのがあるんですよね。みんながかっこよくないって思うことでも、堂々とやり続けてかっこよく見せられるぜ、みたいな感じですね。
青木 それ、いいと思う!
――青木さんでいうメガネみたいなことですね
青木 だな。俺も、なんか今時しないような昭和の文豪みたいなメガネをかけ続けることによってなじむみたいなね。
那須川 格好とかも、たとえば「お金持ったらブランドものをめっちゃ着て…」とかあるじゃないですか。でもそういうところにいないぜ、みたいなのがあるんですよね。
青木 分かる。前、宇野(薫)さんと「もし全身超ハイブランドを着たら遠慮なく刺してくれ」って言い合ったもん。
那須川 あ、でも全身ハイブランドの青木さんは一回見たいかもしれない(笑い)。












