フィギュアスケート女子で北京五輪銅メダルの坂本花織(シスメックス)は、指導を仰ぐ中野園子コーチに〝タジタジ〟だった。
グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯最終日(8日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)の女子フリーでは、ほぼノーミスの演技で150・13点をマーク。今季世界最高の合計227・18点で2連覇を果たし、上位6選手が争うファイナル(12月、愛知・IGアリーナ)進出を決めた。演技後には「地元の関西の国際大会でいい演技ができてホッとしている」と満面の笑みを浮かべた。
今季限りでの現役引退を表明している坂本に対し、中野コーチは「いつもよりは怒らないようにしている。ある程度大人なので」と明かす。報道陣から事情を聞いた坂本は「本当に最近怒られなくなって。昔怒られすぎたのはあるけど(笑い)。キレられたのかと思っていた」と安堵の表情を見せた。
ただ、もちろん坂本の演技には厳しめの評価を下した。中野コーチは「表現もだし、もっと後半のスピード感を出さないと(観客が)感動できない」とぴしゃり。これには坂本も「まあだろうと…。喝を入れていただけるのはありがたい。中野先生が100%と言えるような演技を目指したい」と気を引き締めるしかなかった。
GPシリーズ第1戦フランス大会では、17歳の中井亜美(TOKIOインカラミ)に敗れて2位。しかし、中井がフランス大会で記録した合計点224・23点を上向った。「負けたくないですね。まだちょっと次世代に譲るのはもうあと数ヶ月待っていただいて」とニヤリ。2026年ミラノ・コルティナ五輪まで、若手に席を譲るつもりはさらさらない。













