フィギュアスケート女子で2022年北京五輪代表・樋口新葉(ノエビア)の目には光るモノがあった。

 グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯最終日(8日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)の女子フリーで、樋口は115・12点をマーク。合計168・27点だった。右足甲を痛めた中でのGPシリーズ初戦を終え「最高のパフォーマンスができる状態ではないのがわかった上での試合だったので、滑り切れたことがすごくうれしかった。それと同時にあそこまでできたんだという自信と課題が見つかった」と振り返った。

 次戦はGPシリーズ第5戦スケートアメリカが控える。短いスパンでの試合となるが「時間がないけど、(右足甲の)状態と相談しながら自分のできることをやりたいなと思うのと、ちょっとホッとしたような気がした。滑り切れてよかったなという気持ちがすごく大きくて、次戦も今みたいな気持ちになるようなスケートができたらいいな」と前向きに語った。

 今季限りでの引退を表明しており、NHK杯は今回が最後だった。演技後には涙を浮かべつつ「終わった後だったりとか、ステップの苦しい時に手拍子だったりとか、応援が聞こえたのですごくうれしかった」と感謝を口にした樋口。残された試合も納得の演技を目指す。