わずか1年で「7億円男」が「33億円男」へ――。ヤンキースからFAとなったトレント・グリシャム外野手(29)が今オフ、シンデレラばりの莫大なサラリーアップを手にしようとしている。米公式サイト「MLB.com」によると、ヤンキース側はグリシャムにクオリファイング・オファー(QO)を提示。1年契約で2202万5000ドル(約33億8000万円)という破格の金額が提示された。今季の年俸500万ドル(約7億7000万円)から一気に4倍以上の大幅昇給だ。
グリシャムは今季、143試合で打率2割3分5厘、34本塁打、74打点をマーク。安打数、得点、本塁打、OPS(.812)など主要部門でキャリアハイを記録した。2023年オフにパドレスから移籍して以来、精神面の成長が打撃に結びついたとされ「安定した打席数がすべてを変えた」とグリシャム本人も語っていた。
今回のオファーは、ヤンキース側も「リアルブレイク」を確信している証拠だ。ブーン監督も「厳しいスポーツだが、彼は自分を見つけ始めている」と評価。一方、米放送局「WVEC」は電子版「13 newsnow.com」で「ヤンキースがグリシャムに2200万ドル提示、MLBを驚愕させた」と伝えている。
ただし、その去就は流動的だ。米メディア「ファンサイデッド」は、ドジャースがグリシャムの獲得に動く可能性を指摘。世界一連覇を果たした「西海岸の帝国」が、またも大物外野手をも〝乱獲〟する展開が十分にあり得るという。
QO受諾のデッドラインは11月18日午後4時(米東部時間)。グリシャムがヤンキース残留を選ぶか、それともドジャースを筆頭とした他球団移籍で新たな夢をつかむのか。グリシャムのサクセスストーリーは、まだ最終章を迎えていない。












