ボクシングの帝拳ジムは6日、都内で会見を開き、12月17日に東京・両国国技館でWBA世界バンタム級正規王者・堤聖也(29=角海老宝石)と同暫定王者ノニト・ドネア(42=フィリピン)による団体内王座統一戦、WBA世界ライトフライ級王者・高見亨介(23=帝拳)とWBO同級王者レネ・サンティアゴ(33=プエルトリコ)による2団体王座統一戦を行うと発表した。
堤は今年2月に比嘉大吾(志成)の挑戦を退けて初防衛に成功した後、左目を手術したことで休養王者となったが、堤に代わって正規王者に昇格したアントニオ・バルガス(米国)が諸事情により当分試合を行えなくなったため、正規王者に復帰した。ドネアは5階級を制覇したレジェンド。2022年6月の現スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)戦から連敗したが、今年6月の約2年ぶりの試合で暫定王座を獲得した。
堤はバルガスと統一戦を行う方向だったが、急きょ超大物との対戦に変り、「動揺もあったんですけど、誰もが知るレジェンドと戦えるのが光栄」と感激。42歳という高齢であることに、「身体的にも衰えは出ていると思うんですけど、やっぱりドネアはドネア」と話しながらも負けることは許されないと思う反面、やっぱり怖いなあという気持ちもあり、いろんな感情が混ざっている状態」との必勝を義務付けながらも、複雑な心境を口にした。
有力な日本選手がひしめくバンタム級は、今月24日にWBC1位・那須川天心(帝拳)と同級2位・井上拓真(大橋)が王座決定戦を行い、4階級制覇王者・井岡一翔(志成)が転級してくること表明するなど戦国時代が続いている。その中でドネア超えを果たした後について問われると、「そこ(WBC)との統一戦もしたいし、WBO(王者はクリスチャン・メディナ=メキシコ)も名前指してくれてる」と王座統一戦を希望。さらに、名前は挙げなかったものの「レジェンドがバンタム級に上げてきたので、統一戦ができないなら、そこの挑戦を受けたい」と井岡戦にも強い興味を示した。
高見は7月にデビュー10戦目で王座を奪取してからの初戦でいきなり2団体王座統一戦。3月に同門の岩田翔吉から王座を奪取したサンティアゴを拳を交える。
前戦後、所属ジムの本田明彦会長に統一戦の希望を伝えたといい「本当に決まるとは思っていなかった。すごく感謝しています。この機会をしっかりものにしたい」と自身も驚いていた。
これから年末にかけては、12月27日にサウジアラビアで行われるスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)ら日本選手が大挙出場する興行などビッグイベントが続く。所属ジムで一番の生意気といわれる若きホープは「しっかり倒し切る。いっぱい大きい試合がありますけど、高見が一番面白いと思ってもらえるような試合をしたい」と大胆不敵に言い放った。










