体感気温12度、冷たい雨が降る大阪のハロウィーンは、例年とは様子が違っていた。

 例年、午後6時頃には地下鉄・御堂筋線は仮装した若者を見かけたものだが、今年は落ち着いた雰囲気。海外の子どもがカボチャのバケツを持っていることでハロウィーンを知る程度だった。

 グリコの看板でおなじみの戎橋では、橋の左右と中央に警察官が人間バリケードを作り左側通行を呼びかけ、橋の手前の信号機を無視する人や車道を歩く人に警笛を鳴らしていた。

 ライトアップされた御堂筋では、なんばから心斎橋まで警察車両が1車線を占拠し、物々しさを感じさせたが、仮装した外国人は気にしたそぶりもなく、写真撮影に興じていた。

 大阪府内の20代男性は「ジョジョ(の奇妙な冒険)が好きで着ています。今日は寒いのでヒートテックで寒さ対策しています。ハロウィーンを仮装で盛り上がるのは、日本の文化って感じでいいと思います。海外の方が多いなと感じますけど、日本のアニメが好きで来てくれてうれしいです。海外の人に『写真撮らせてください』って言われて交流できるのもうれしい」と喜んでいた。

 大阪と滋賀からそろいのネコの仮装で来ていた2人組の20代女性は「知り合いのバーに行って、朝まで遊びます。毎年来るけど、こんなん初めて。外国人ばっかり、来年から来やんくなるかも。外国人に写真撮らせてって言われたけどNOって言いました。何に使われるか分からん」と憤った。

 アメリカ村のバー「REEDCAFE」のオーナー・生田進さんは「今日、1日だけ近所のバーとラリーイベントしています。三角公園はトイレに困る人が多いので避難場所と誘客として、下に看板出して大々的にやってます。アメ村周辺は仮装した人が溢れてるけど三角公園でウロウロしてるだけなんで、音楽でハロウィーンをより楽しんでもらえれば」とした。