新日本プロレス6日の後楽園ホール大会で、上村優也(30)がIWGPタッグ王者のYuto―Ice(28)にシングルマッチで完勝した。

 上村は海野翔太とのタッグで、IceとOSKARの「ノックアウトブラザーズ(K.O.B)」への挑戦(13日、両国)を控えている。2021年2月後楽園大会でIce(中島佑斗)のデビュー戦の相手を務めた上村は、わずか52秒で左ヒジ負傷によるレフェリーストップ勝ち。Iceはその後、約8か月間の欠場を余儀なくされた因縁がある。

 上村は序盤から左腕に攻撃を集中させた。腕ひしぎ十字固めはサミングで脱出されるも、その後も執拗に左腕を狙い続ける。Iceの突進を回避し、ラリアートを発射すると再びの十字固めに捕らえ、さらに腕固めに移行した。

 上村は「折ってみろ」と煽られると自ら技を解除。なおも唾を吐きかけて挑発してきたIceにカンヌキスープレックスをさく裂させる。大勢は決したものの、上村は最後にあえてアームロックでとどめを刺し、ギブアップ勝ちを収めた。

 試合後のバックステージでは「僕の中でやっとYuto―Iceというレスラーが刻まれました。アイツはもう中島じゃない」と過去を断ち切った。

 Iceからはデビュー戦で「人生を狂わされた」と敵視されていた。しかし、上村は「本当に狂わされてると思ってるんだったら、俺がお前の人生何回でも狂わせてやるよ」とキッパリ。この日は海野もシングルでOSKARに勝利を挙げ、タッグ王座奪取へ向けて視界良好だ。