経営不振の日産自動車が、サッカーJ1の名門横浜Mの運営会社の株式売却を検討していることが判明。売却先に注目が集まっている。

 日産は横浜Mの運営会社の株を約75%保有して親会社にあたる。だが、経営の危機的状況を受けて、複数の企業に売却を打診しているという。

 年内をめどに候補を絞り込むとみられるが、有力視されるのが2社だ。

「当然条件付きとなるが、プロ野球の球団を持ち、横浜という土地との親和性が高いDeNAは選択肢になるだろう」とあるJクラブ関係者は指摘する。IT大手のDeNAはプロ野球の横浜ベイスターズを2011年オフに買収して球界に参入し、今では屈指の人気球団に。スポーツチームの経営にノウハウがあり、本業の経営も絶好調で資金力も豊富だ。ただ、23年にJ3相模原を買収しており、Jリーグでは2クラブを保有できないため、横浜M買収のためには相模原の売却が必要となる。

 また、別の関係者は「ノジマではないか」と指摘。家電量販大手ノジマは女子サッカー「WEリーグ」のノジマステラ神奈川相模原を運営するなど、サッカー界との縁が深い。横浜市が本社という関係もあり、候補になるとみられている。