自民党総裁選(10月4日投開票)をめぐって小泉進次郎農水相の〝ステマ〟問題が尾を引いている。

 28日、小林鷹之元経済安全保障担当相、茂木敏充前幹事長、林芳正官房長官、高市早苗前経済安全保障担当相、小泉氏ら5人の候補者たちはニコニコ生放送に出演。中高生たちから質問を受けた。

 中高時代に熱中していたことは何かという質問に「高校に入った時にビートルズ狂いでベース買ってもらった」(林氏)、「ヘビメタにハマりまして」(高市氏)、そして小泉氏が「野球」と答えるなどいい雰囲気。

 しかし、画面にコメントが流れることがウリのニコニコ生放送だけに、小泉氏が画面に映るたびに「ようやく真打ち登場!」「あの石破さんを説得できたのスゴい」と、ステマコメント案にあったヨイショが殺到したのだ。さらに、中高生が小泉氏にステマ問題を直撃。小泉氏は「最終的には私の責任」と従来の説明を繰り返した。

 共同通信社の情勢調査によると、小泉氏と高市氏が競り、林氏が追う展開となっている。自民党支持層への電話調査では高市氏に総裁になってほしいと答えた人が34・4%とトップだった。

 小泉陣営の出陣式には代理を含めて92人の議員が集まったという。議員票はぶっちぎりのはずが、暗雲が垂れ込めている。元衆院議員の宮崎謙介氏が28日、「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA)にVTR出演。宮崎氏は「推測ですが」と断ったうえで「小泉さんの陣営にも他陣営を支援する人がスパイで潜り込んでいた。他陣営が小泉陣営を落とすために情報を週刊誌にリークしている。これは情報戦ですから」と述べていた。

 総裁選では陣営にいたからといって票を入れるとは限らない。永田町関係者は「有名なのがカツカレーの食い逃げです。投票前にカツカレーをゲン担ぎで食べる陣営は昔から多いのですが、2018年のときは安倍晋三氏の陣営でカレーの数より票数が少なかったことが問題となりました」と振り返る。

 昨年の総裁選では現財務相の加藤勝信氏の陣営で起きていた。投票前に20人でカツカレーを食べたのに票数は16票だったのだ。偶然だが小泉陣営の選対本部長は食い逃げ被害の加藤氏が務めている。

 1年前の小泉陣営では投票直前の勝負メシはカツサンドと「よこすか海軍カレーパン」だったという。また食い逃げが繰り返されるのか。