もはや先発が完投するしかないのか…。ドジャースは23日(日本時間24日)、敵地アリゾナでのダイヤモンドバックス戦に4―5で悪夢の逆転サヨナラ負けを喫した。

 またしても救援陣が試合をぶち壊した。先発した大谷翔平投手(31)は今季最長となる6回を投げて無失点。勝利投手の権利を手にしてマウンドを降り、打線は7回にも1点を加えてリードを4点に広げた。しかし、現状のブルペン勢では4点差があってもセーフティーリードとはならなかった。

 7回の1イニングを投げたドライヤーとエンリケスで計3失点。8回を投げたベシアは2四球を与えながらも無失点でこらえたが、1点差の9回に登板したタナー・スコット投手(31)が死球、四球の自滅投球でピンチを招くと、犠打を決められて一死二、三塁とされた。そしてバロッサの犠飛で無安打のまま同点に追いつかれ、なおも二死二塁からペルドモに左前へのサヨナラ打を浴びた。

 これでスコットは10度目のセーブ失敗。今月のチームが喫した直近7敗の敗戦投手はスコットとトライネンの2人で、米メディア「トゥルーブルーLA」は「ドジャースの過去7敗はすべて救援投手の責任で、スコットの2敗がトライネンの5敗を挟む形となっている」と惨状を伝えた。

 この日は同地区で2位のパドレスがブルワーズに7―0で完勝。ドジャースは1・5ゲーム差に迫られ、地区優勝へのマジックナンバーは「3」のまま足踏みとなった。同メディアは「現時点でマジックナンバーとは、ブルペンの電話がならない状態を指す」とズバリ。投手交代する際には、事前にマーク・プライアー投手コーチ(45)からベンチにあるブルペン電話を通じて準備や指示の連絡が入る。ただ、度重なるリリーフ陣の崩壊によって信頼はガタ落ちし、電話が鳴るほど敗北の可能性が高まる腫れ物のような扱いとなっている。

 どうやって救援陣を立て直すのか。残り5試合となったドジャースは、大きな不安を抱えながらポストシーズンに臨むことになりそうだ。