F1アゼルバイジャン・グランプリ(GP、決勝21日)で、自己最高位の5位と躍進したレーシングブルズのリアム・ローソンが〝完封〟したレッドブルの角田裕毅に対して〝批判〟を展開した。
角田とローソンは最終盤に激しく競り合ったが、最後は角田が無理をしない形で6位、ローソンは殊勲とも言える5位でフィニッシュした。
角田とローソンは、来季レッドブルグループ内の残留をかけて二者択一となっている状況。トップチームの側にいる角田としてはローソンをオーバーテイクしなければならない立場で、実際に最初は追い抜こうと激しく競りかけていったが、なかなか追い抜けずにいると同グループ内ということもあり無理をせず、直後のマクラーレンのランド・ノリスを抑えることに注力した。
レース後、角田はローソンに負けたわけではないと主張。「リアムをアタックするチャンスはあったが、マクラーレンに追い抜かれるリスクがあった。レッドブルのドライバーとしては、そういうことは避けたい。だから、彼にチャレンジしないという判断は正しかったと思う。それに、楽に追い抜くだけのペースもなかったと思う」とわざと追い抜かったと強調した。
ただ、ローソンは異なる見解を持っているようだ。欧米のモータースポーツを扱う専門メディア「クラッシュ」は「ローソン、レッドブルを抑えた後に角田裕毅を痛烈に批判」と題して、ローソンの主張を取り上げた。
「ローソンは、角田がアゼルバイジャンGPでもっと速くなると期待していたと発言し、角田を痛烈に批判した」と同メディアは指摘した上で、そのコメントを紹介。ローソンは「もちろん、角田は新しいミディアムタイヤを履いていて、グリップ力の高いタイヤを履いていた。正直に言って、僕は彼がもっと早く僕に追いつくだろうと覚悟していたし、彼らの方が速いと思っていた」と本音を吐露した。
続けて「今日のマックスを見れば、明らかに彼らは素晴らしいレースをしたし、マシンの状態も良さそうだ。だから、彼(角田)がもっと良いタイヤで出てきたのを見て、もっと早く追いついてくるだろうと予想していたんだ」とレッドブルのマシンが今回見せた仕上がりならば、角田はもっと良いパフォーマンスを発揮すべきで、自らのことも容易に追い抜けたとローソンは主張したのだ。
同メディアは「両ドライバーは将来のために戦っており、角田は2026年もレッドブルのシートを維持するプレッシャーにさらされている。一方、ローソンはレーシングブルズでの残留を目指している」と強調。2人の争いは、サーキット外でも激しさを増してきているようだ。












