ドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)は19日(日本時間20日)のジャイアンツ戦でレギュラーシーズン最後のドジャー・スタジアムでの先発マウンドに上がった。4回1/3を4安打2失点、6三振4四球で勝敗は付かなかった。

 メジャー通算222勝のレジェンド左腕のラスト登板に試合前から異様な熱気に包まれていた。初回先頭、ラモスに2ストライクからの3球目、真ん中低めのスライダーを中堅に運ばれた。一死後、四球と三失でピンチを招くが、フローレスをカーブで空振り三振。シュミットをスライダーで右直に仕留めて追加点は許さなかった。

 2回は2四球を与えたものの、無失点。すると直後にロハスが左中間に7号同点弾。

 3回は一死後、チャプマンの二塁打、フローレスの中前適時打で1―2と勝ち越された。4回は先頭ベイリーに中前打されるも、後続を抑えた。

 5回、先頭打者のディバースをカウント2ー2からの5球目、外角低めのフォーシームで見逃し三振を奪うとベンチからロバーツ監督が登場。ここで交代となった。ドジャー・スタジアムの観客は総立ち。キケことE・ヘルナンデスに肩を叩かれるとベッツ、ロハスらと次々とハグを交わした。最後はロバーツ監督と抱き合った。ベンチ前で帽子を取ってファンに感謝。ジャイアンツナインもレジェンドの別れの儀式に拍手を贈った。レギュラーシーズン最後のアウトを三振で飾ったのはカーショーにふさわしい。これで3045奪三振とした。

 ベンチに戻るとプライアー投手コーチら首脳陣、山本、大谷らとハグした。カーテンコールに応えて、グラウンドに出てファンに感謝を伝えると、さらに大きな歓声に包まれた。

 直後にドラマが待っていた。5回二死一、二塁で大谷が左翼へ逆転の52号3ランを放ち、カーショーの負けを消した。続くベッツも左中間へ20号ソロと5―2とリードを広げた。レジェンドに連続アーチで感謝の意を伝えた。

 ポストシーズンでの起用法は不明だが、最後のマウンドはワールドシリーズがふさわしい。2年連続世界一でカーショーを送り出す。それがドジャースナインのモチベーションになっている。