ガザを目指す〝元環境少女〟でスウェーデンの気候変動活動家のグレタ・トゥンベリさん(22)が参加する支援船団が7日、経由地のチュニジアに到着した。イスラエル紙タイムズ・オブ・イスラエルが報じた。

 グレタさんは6月、パレスチナ自治区ガザに人道支援物資を届けるため、イタリアから船に乗ったものの、海上でイスラエル軍に拿捕され、国外追放され、スウェーデンに帰国した。8月31日、スペインから少量の援助物資を積んだ船で2回目の船出をした。悪天候のため港に戻らざるを得ず、2日後に再出航した。

 独立組織とされる「グローバル・スムード船団」が7日、チュニジアのシディ・ブ・サイド港に寄港し、1000人以上の人々が集まり、歓迎した。

 グレタさんは「私たちがここにいる理由は皆分かっている。海の向こうではジェノサイドが起こっている。イスラエルの殺人マシンによる大量飢餓だ」と話した。

 船団は、食料や水などの補給を行い、10日にガザへ向けて出発する予定。今月下旬にガザ地区への到着を試みる予定だが、イスラエル海軍に阻止される可能性が予想される。

 イスラエルは、活動家らが注目を集めるための行動をしており、ガザの飢餓対策にはならないような人道支援物資しか運んでいないと非難している。支援機関は、飢餓状態がガザの一部に及んでいると述べているが、イスラエルはこれを否定し、ガザへの人道支援物資の供給を強化し、援助がハマスに流用されないよう努めていると主張している。