〝完全復活〟で食らいついたが…。バレーボール女子の世界選手権(7日、タイ・バンコク)、3位決定戦が行われ、世界ランキング5位の日本は同2位のブラジルに2―3で敗戦。2010年大会以来、15年ぶりの表彰台を勝ち取ることはできなかった。
6日の準決勝でトルコに敗戦後、佐藤淑乃(NEC川崎)は大粒の涙を流して悔しさを吐露。この日の最終決戦も序盤は思うようなプレーができなかったが、第3セット以降に覚醒した。「今日の試合も今までの試合も周りの選手に頼っている場面が多かったので、みんなを助けられる1点を取りたい気持ちで打ち続けた」と強烈なスパイク、サーブなどでチームを鼓舞。勝敗の行方は第5セットにもつれた。
運命の第5セットも佐藤は得点を量産。チーム最多の34得点を挙げ、ブラジルの脅威となった。「ただメダルを取りたいって気持ちでみんなが戦って、世界大会でメダルを取る経験が大事だと思うのでフォーカスした。今季が始まってから最後の集大成って気持ちで100%全て出そうと思って入った」。メダルには惜しくも届かなかったが、大舞台で確かな存在感を示した。
今季はネーションズリーグ、世界選手権でともに4位。「最後の1点を取り切る力が少しまだ足りない部分。最後勝ち切ることができないのが弱さなので、向き合っていきたい」と課題を口にした一方で、落ち込んでいる暇はない。試合後には再び涙を見せるも、3年後のロサンゼルス五輪を見据える上では「いろんな経験ができた1年だった。年はアジア大会で五輪の出場権がかかっているくるので、何段階も成長したい」と力を込めた。












