立ち技格闘技「K―1」は3日、都内で会見し元K―1ファイターの須藤元気氏(47)が新たにプロデューサーに就任すると発表した。前任の宮田充氏(57)はこれまで兼任だったKrushプロデューサー専任となる。
宮田氏から紹介され、和服姿で登場した須藤氏は「私がプロデューサーとしてやるべきことは、今あるK―1をぶち壊し、新しい風を吹き込むことです。今のK―1に必要なのってワクワク感、高揚感、そして〝格闘技への幻想〟だと思います。そのためにいくつか提案があります」と〝演説〟だ。
その具体案としてまず「1つは試合数を少なくしたい」と公約。現在、1大会で20試合を超えるカードがマッチメークされる現状に「多いんですよ。映画と同じ様に、見に行った後に飲んだりしながら『あの選手よかったね』『あの試合しょっぱかったな』とかの会話ができるように1つのパッケージとして作りたい。そういう風に余韻に浸ってもらうには今は(大会の時間が)長すぎると思うので」と苦言。「デートにも誘えるような長さ」である10~12試合に絞りたいとした。
続いて主張したのが、選手との契約の緩和化だ。須藤氏は「K―1って契約がすげえ厳しいって聞くじゃないですか。僕としてはワンマッチ(契約)でいいんじゃないかと思います。『出たいヤツ出てこいや』という固いを作りたい。そういうオープンな契約を作りたい」と180度方向を転換したいとする。
そして「それで日本人トーナメントを来年開催したいと思います。壁とかを取っ払って、K―1というプラットフォームを使ってもらって、日本の格闘技を盛り上げていこうという形をとりたいと思います」と多くの団体の選手が集まる舞台にしたいとした。
新プロデューサーの提言は止まらない。さらに「多様なキャラクターが必要なのではないか。モンスター路線も、もう1回やりたいなと」と、競技性の高い試合に加えて話題や注目を集める選手の育成を掲げる。「ボブ・サップ選手みたいな『何者なんだ!?』っていう要素が足りないのかなと。王道がある中での、そういった選手もどんどん呼んでいきたいと感じています」と力を込めた。
また7日の東京・国立代々木競技場 第二体育館大会で「HERO’Sルール」として2試合組まれる総合格闘技(MMA)戦の今後にも言及。自身がMMAからK―1に乗り込んだ立場だけに「MMAはMMA、立ち技は立ち技の興行に分けた方がいいかなと思うので、来年から『HERO’S』単体のイベントもやっていきたい」と意気込み。未来の抗争として「RIZINさんと対抗戦ができたりとか、そういうものも考えていきたい」と力説した。
早くも多くのプランをぶち上げた須藤氏は「格闘王国・日本を取り戻し、世界で戦えるK―1にしたいと思います。私自身、格闘技界から離れていたこともあり浦島太郎的になっていることもあると思いますが、逆にそうした着眼点も必要だと思うので、ベストを尽くして日本の格闘技界を盛り上げていきたいと思います」と話した。新プロデューサーの手腕に注目だ。













