ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)が2日、横浜市内でWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)との防衛戦(14日、愛知・IGアリーナ)へ向けて公開練習を行った。

 今回は週末決戦。近年の井上は海外では週末の試合が多かったものの、国内では2017年5月以来約8年ぶり。最大収容人数が1万7000人の最新鋭アリーナでの開催となり、チケットが約10分で完売する盛り上がりを見せる。井上は「うれしいですよ。アフマダリエフが相手ということもあって注目度も高いと思います」と喜んだ。

 続けて「なんといっても日曜開催ということで。ド平日の火曜日とかだと、来たくても来られないファンの方…(も多い)」と言葉を強めると、隣席の大橋秀行会長が「すみませんでした」と〝謝罪〟。これに井上も「本当にすみません」と続いた。

 また、プラチナチケットと化したことで、10倍以上の価格で転売されている問題が発生。大橋会長は「すでに動きました」と弁護士に相談して、法的措置に着手したことを明らかにした。

 大一番へフィーバーが過熱しているが、井上は試合へ集中力を増している。この日はシャドーとミット打ちを各1ラウンド披露。「毎度言っているんですけど過去イチ」と絶好調をアピールした。アフマダリエフについて「唯一怖い点はフィジカル面、パワー面」と評しつつ「どんな勝ち方でも必ず勝ちを手にする」と決意を口にした。大観衆の前でモンスターがどんな戦いを見せるか。