立ち技格闘技イベント「K-1 WORLD MAX 2025」に小中学生無料観戦シートが設けられることが決まり、主催するM―1スポーツメディアの大木知葉社長が単独インタビューに応じた。現代の子供たちに伝えたいK―1の魅力とは――。

 9月7日の代々木第二体育館大会と、11月15日の代々木第一体育館大会で実施する今回の企画の趣旨を、SDGsと照らし合わせて2点挙げた。

 大木社長(以下大木)一つは「質の高い教育を全ての子供たちに届ける」という点です。多様性の尊重、フェアプレー精神を机上ではないところで学べる場を提供したい。もう一つは〝夢の格差〟の解消です。観戦チケット、PPVの値段も今や高い。金銭的な部分がネックになってしまって、K-1が削られてしまうぐらいであれば、これは未来の投資だと思って、全ての子供たちに平等な機会を提供したい。

 また、健全なファイトスポーツに若いうちから触れることの重要性も強調する。

 大木 スポーツの部活内でのいじめが話題になっている中で、エネルギーの放出先として、うまく発散できる場になっていると私は思っている。K-1って観戦スポーツでもあるし、参加型スポーツでもあるので。

 見てほしいのは選手たちの「生き様」だという。特に注目してほしい選手の一人として、スーパーバンタム級王者・金子晃大の名前を挙げた。金子は1月、千葉県内のジムで練習相手をケガさせたとして傷害容疑で書類送検されたが、3月末で不起訴となっていた。9月大会では、池田幸司をタイトルマッチで迎え撃つ。

 大木 この1年間、私は金子とともに歩んできたんですよ。いい経験とは言わないですが、人として大きくなるきっかけであるとは思っているし、この期間に発言していた〝格闘技を裏切っていない〟ということは一貫していた。言葉じゃなく試合で見せていくタイプの選手なので、そのひたむきさみたいなところは、ぜひ見ていただきたい。

 企画の第2弾として、全国16店舗に展開するK-1ジム少年部入会無料キャンペーンも実施する予定だ。「100年続くK-1」という大きな目標に向かって、大木社長は歩み続けていく。