新たな船出も忖度なし! 立ち技格闘技イベント「K―1」が、新体制になって初のイベント「ReBoot~K―1 ReBIRTH~」(10日、横浜アリーナ)を開催した。セミでは金子晃大と玖村将史がスーパーバンタム級王座戦で激突。ワンデーで行われた外国人選手8人による無差別級トーナメントは中国のリュウ・ツァーが制した。

 注目の大会をこの男が黙っているはずがない。K―1好きを公言する〝バカサバイバー〟青木真也(40)は、大会直後に一方的に電話をかけてくると「今回はまさにイデオロギー闘争だった。前K―1の遺物である金子VS玖村と、箱庭的世界観を捨てて開催したトーナメント。そのイデオロギーのぶつかり合いを見せてもらったよ」と声をしゃがれさせる。

 これまでのK―1を、鎖国状態をつくった団体内で物語をつむぎ、観客に感情移入させやすくしていたと分析する青木は、それを「箱庭的」と呼んで一ファンとして楽しんでいた。

 だがこの日、方針を転換する強い意志を感じたといい「寂しかった。俺だけじゃないと思うよ。実際、観客席も空席が多かったじゃん。それがすべてだろ。知らない外国人選手を連れてきて海外の客に向けたヘビー級をやっても、日本のお客さんには届かないんだよ。感情移入できないじゃん」とメガネを光らせる。

 さらに「今の客はシビアで『感情移入できない』『主義主張が合わない』となったらすぐに離れていく。今のままだと時代に合わないと思う」とバッサリだ。

 その上で「でも、それは今回で経営陣もわかったわけじゃん。だから、ここから彼らが新しいK―1をどう時代にマッチさせていくのか見ていきたいよね」とスポーツドリンクを飲み干すや「それはそれとして、QUINTETのことは次だ!」と嫌な予告をして通話を一方的に切った。