立ち技格闘技イベント「ReBOOT ~K―1 ReBIRTH~」(10日、神奈川・横浜アリーナ)で、K―1初参戦となった元極真空手世界王者の上田幹雄(28)が元K―1クルーザー級王者のK―Jee(32)に圧巻のKO勝ちを収めた。

 上田は2019年に極真会館の「第12回オープントーナメント全世界空手道選手権」を制し、16年ぶりに日本人王者に輝いた。21年8月に極真会館を退館すると総合格闘技に転向し、今年6月の「RIZIN.43」では関根〝シュレック〟秀樹に1ラウンド22秒でKO勝利するなど2勝1敗としている。

 ゴングが鳴ると、1ラウンド(R)から上田が強烈なローキックと前蹴りで相手に攻め込む。左フックで相手をグラつかせてから放った前蹴りがローブローになって試合が中断するトラブルはあったが、再開後も攻撃の手を緩めず。2R開始直後には強烈な左ハイキックであごを打ち抜いて最初のダウンを奪うと、その後強烈なパンチを中心に攻め込んで続けてさらに2度のダウンを奪いKO勝ちを手にした。

 2R1分39秒で完勝して観衆に「初めまして、上田幹雄です。これからもK―1で勝負していきたいです」とあいさつ。格闘技イベント「RIZIN」を主戦場に総合格闘技(MMA)のリングにも上がる上田は「MMAファイターに転向してそちらのほうまだまだダメかと思うんですけど、二刀流というものを目指したからには、男が一度言ったことはやり切ると自分自身思っているので、それをできるようにこれからも頑張っていきます!」とキックとMMAの二足のわらじを履くことを力強く宣言した。

 さらに古巣である極真会館について「この試合の1週間前に極真会館にあいさつに行かせていただいて、そこで温かく受け入れてくださって、この場に立つことができました。極真会館の皆さまありがとうございます」と明かす。その上で「退館したんですけど、僕の魂には大山総裁の意思が宿っていると信じているので、自分自身の強さをこれから証明していきます」と拳を握った。このまま頂点を目指し白星を重ねることができるか。