立ち技格闘技イベント「ReBOOT ~K―1 ReBIRTH~」(10日、神奈川・横浜アリーナ)での「K―1 30周年記念無差別級トーナメント」はまさかの結末になった。

 世界7か国8人の重量級ファイターが集ったトーナメントの決勝は中国のリュウ・ツァー(27)とイタリアのクラウディオ・イストラテ(28)の対決。1回戦でヴァレンティン・ボルディアヌ(ルーマニア)、準決勝でアリエル・マチャド(ブラジル)にKO勝ちしたリュウは、マハムード・サッタリ、シナ・カリミアン(共にイラン)相手に勝ち上がったイストラテにゴングと共に襲い掛かる。

 するとリュウの強烈なカーフキックがヒットした瞬間、イストラテが痛みで表情をゆがませる。続く攻撃を受けると戦意を喪失したような仕草とともに背中を見せ、倒れ込んでしまった。その後イストラテは立ち上がれず、そのまま1ラウンド45秒でリュウのKO勝ちが告げられた。

 試合後、マイクを持ったリュウは「初めて日本に来てK―1の無差別級GPに出ました。今回優勝したんですが、中国人で初めてK―1のベルトを取ったのは私の先生でセコンドをしてくれたウェイ・ルイさんです」と元K―1ライト級王者の師匠への感謝を口にする。そして「この栄誉を取ったことを光栄に思います。私は今までの人生を格闘技に捧げてきました。これから帰っても必死に練習して、またその姿を見せたいと思ます」と誇らしげに話し、今後の活躍を誓った。