【CCR/クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(1968)】
米国を代表するロックバンド、CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)のファーストアルバム。
後にヒット曲を量産して屈指の名曲「雨を見たかい」(71年、全米8位)を生み出した名バンドだが、このファーストアルバムはポップさがまるでなく、サンフランシスコ出身ながらまるで南部ロックのルーツを追求したような泥臭い迫力に満ちている。バンド名「清流を還元する」にも表れているように、ここで追求されているのは古き良き時代の南部音楽である。当時、全盛期を誇ったザ・バンドの影響もあったのかもしれない。
冒頭を飾る怪人スクーリーミン・ジェイ・ホーキンスの「アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー」のカバーから徹頭徹尾ただひたすらパワーで圧倒する。A面ラストのデイル・ホーキンズの名曲のカバー「スージーQ」もゴリゴリにフレーズを繰り返し異様な迫力に満ちている。同曲はシングルカットもされ、本作からの一番のヒット曲となっている(全米11位)。他にもボーカルでフロントマンのジョン・フォガティによるオリジナル作「ポーターヴィル」などの名曲もアルバムを彩っている。
バンドはやがてジョンのソングライターとして才能が開花すると、次々と名作を生み出した。サードアルバム「グリーンリバー」(69年)で初の全米1位を獲得。その後も「コスモズ・ファクトリー」「ペンデュラム」(いずれも70年)の名作を生み、シングルでも洗練された曲調の「プラウド・メアリー」「バッド・ムーン・ライジング」「雨を見たかい」などの名曲を世に出した後、バンドは72年に解散した。
それだけにファーストの異様な迫力と性急感はバンド史上でも異質だったが、CCRの快進撃はこのアルバムが原点だったのである。












