演歌界期待の星・西山琳久(にしやま・りく=11)が22日、秋元康氏総合プロデュースの楽曲「おんじい」でメジャーデビューを果たした。〝神様からのギフト〟と称される奇跡の歌声を持つ少年の、歌に込めた思いや知られざる素顔に迫った。

 メジャーデビュー曲「おんじい」は、大好きなおじいちゃんや支えてくれる人たちへの感謝の気持ちを歌った楽曲だ。

 そもそも西山が演歌の魅力に取りつかれたのは祖父の影響だという。

「おじいちゃんが保育園の送り迎えでいつも演歌を流してくれて、それを覚えた。鳥羽一郎さんの『兄弟船』とか、福田こうへいさんの『母ちゃんの浜唄』とか、いろいろ流していました」と振り返った。

 祖父の大好きなところは「優しいところ。怒っても1秒経ったら優しくなっている」。西山自身も学校では「みんなから『優しすぎる。時には怒れば?』って言われます。ケンカすることもあるけど、ブチギレることはない」といい、祖父譲りの温厚さを垣間見せた。

 そんな環境で育っただけに、小学6年生で「演歌ばっかり聞いている」というが、周囲に演歌を聞く友達はあまりいないそう。それでも「友達は『デビューおめでとう』『頑張ってね』『CD買うよ』って言ってくれたんですよ。それを聞いて、頑張ろうと思いました」と笑顔を見せた。

 プロとして、ステージ上では力強くパワフルな姿を見せる一方で、小学生らしい一面もある。

 休み時間には「消しゴムを弾いて当てる〝消しピン〟とか、歴史人物クイズとかしてます」と明かし、「一番好きな科目は社会と理科。歴史とかは得意なんですけど、国語とか数学は全然できなくて…。やっと、国語のテストで90点台を取れました」と胸を張った。

 もっとも、音楽の授業では「僕がこぶしを利かせて歌っちゃうから、先生に怒られるんです。楽しいは楽しいんですけど、面白くないときもある」と苦笑する場面も。

こぶしを利かせる西山琳久
こぶしを利かせる西山琳久

 今回、プロとしての第一歩を踏み出した。夢は「みんなを元気にさせるような歌を歌える演歌歌手になりたい」。

 歌番組への出演も目標にしているそうで「北島三郎さんとか、吉幾三さんとか、レジェンドと呼ばれる人たちと共演したい。『僕、こういう歌を歌っています』みたいな感じでしゃべりたいです」と期待に胸を膨らませた。

 改めて、演歌の道に導いてくれた祖父に向けて「じいちゃん、今日デビューするから、これからもよろしくね」とメッセージ。最後に「『おんじい』の歌詞の通り、演歌人生を頑張っていきます!」と意気込んだ。

☆にしやま・りく 2015年2月23日生まれ、長崎県出身。24年10月に歌の国体「第回大衆音楽祭」チャイルドの部で3位受賞。翌年2月には韓国の音楽番組「日韓トップテンショー」でMVP受賞。26年1月に日本テレビ系「歌唱王~全日本歌唱力選手権~」で優勝し、第13代歌唱王に輝く。