フジテレビの注目ドラマ2本が20日、初回放送を迎えた。

 1つはミュージシャンGACKT主演のフジテレビ系〝月9〟ドラマ「ブラックトリック~裁きを操る弁護人~」で、初回平均世帯視聴率は6・2%、個人視聴率は3・7%だった。

 同作はGACKT演じる敏腕弁護士が依頼人を救うためウソを駆使して真実を暴いていく物語。GACKTは連ドラ初主演となる。

 もう1つは1998年以来、28年ぶりに復活した反町隆史主演の〝月10〟ドラマ「GTO」。こちらは平均世帯視聴率6・4%、個人平均視聴率は3・8%だった。

 第1話は反町演じる鬼塚英吉が妻・あずさ(松嶋菜々子)から離婚届を突きつけられるところからスタート。実際の夫婦でもある2人のシーンはインパクトを残した。

 両ドラマの初回視聴率はGTOにわずかに軍配。近年、月9と月10ドラマの視聴率の〝差〟は縮まっており、2023年1月の月10ドラマ「罠の戦争」(草彅剛主演)は世帯平均視聴率8・4%で、月9ドラマ「女神の教室~リーガル青春白書~」(北川景子主演)の7・0%を上回った。前クールの月10ドラマ「銀河の一票」(黒木華主演)は4・2%で、月9ドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」(北村匠海主演)の3・7%に勝利した。なお、「サバ缶――」は歴代月9ドラマ最低視聴率を更新。月9ブランドの失墜により、月10ドラマが上回る〝逆転現象〟が生じている。今期は果たしてどうなるか――。

 それぞれの懸念点もある。「ブラックトリック」では法廷シーンで小声でささやくようなGACKTに「何言ってるかわからない」「聞こえない」といった声が噴出。専用の音声マイクが必要との指摘も出ている。

 一方「GTO」は往年のドラマだけに固定ファンはいるものの、最後は〝鬼塚がシメる〟という展開が先読みされる。テレビ関係者は「サプライズ出演者が用意されているそうなので、そこで〝違い〟を生み出せるか」と話す。

 互いに切磋琢磨して盛り上げたい。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)