TBS系日曜劇場「VIVANT」(初回26日放送、午後9時)で、福澤克雄監督(62)によるパワハラ騒動が波紋を呼んでいる。ヒット作を生み出してきた名物テレビマンが問題を起こした背景とは――。
13日の週刊女性PRIMEなどによると、福澤監督は「VIVANT」の撮影で若手スタッフに対しパワハラをしたという。TBSの調査によりこれを認定された。
これまで「GOOD LUCK!!」「半沢直樹」「VIVANT」などで演出を務め、ヒットを飛ばしてきた。福澤監督の作品を担当したことのあるTBS関係者の話。
「福澤さんはAD時代、働き詰めでした。当時はテレビ業界の過酷労働が問題視されていなかったころ。先輩スタッフから厳しく指導された経験を持ちます」
特に影響を受けたのが脚本家の橋本忍さん(享年100)だ。過去の複数のメディアインタビューで〝恩人〟としてその名を挙げている。橋本さんは故黒澤明監督とのタッグで「羅生門」「生きる」「七人の侍」など多くの映画で評価され、戦後を代表する脚本家の一人とされる。
08年に公開された元タレント中居正広氏の主演映画「私は貝になりたい」では福澤監督が監督を、橋本さんが脚本をそれぞれ担当した。
「映画は07年秋から翌年夏まで1年弱かけて撮影され、福澤さんは40代半ば、橋本さんは90歳手前でした。橋本さんは撮影現場に杖をついて現れ、スイッチが入ったかのようにゲキを飛ばし、福澤さんには怒声を上げたりダメ出しすることもしばしば。福澤さんは薫陶を受けます」(前出関係者)
福澤監督は「3年B組金八先生」第6シリーズ(01~02年)で女優の上戸彩、「ノーサイド・ゲーム」(19年)で俳優の大泉洋に対し、それぞれ厳しい演出を施した。
「駆け出しのころから厳しい環境で厳しく指導されてきた影響で、自身も若手に同様に指導し、それが『VIVANT』の撮影で行きすぎた――というのが局内の見方です。190センチ近い大柄でもあり、パワハラ被害を訴えた若手スタッフでなくても迫力を感じるでしょう」(同)
TBSは福澤監督が一時、「VIVANT」の撮影現場を外れたとしている。作品の仕上がりにどこまで影響したか――。












