ボクシングWBA・WBC世界バンタム級1位の那須川天心(27=帝拳)が企画、運営する2日間の祭り「天心祭」が23日、千葉・松戸市の松戸中央公園でスタートした。取材に応じた那須川は、ボクシングで多発している事故防止へ、ボクサーら格闘家が集まって議論する「格闘技大会議」の開催を提案した。
今月には試合での事故で神足茂利さんと那須川の同門だった浦川大将さんが死去。2024年2月には穴口一輝さんも死去し、今年5月には元世界王者の重岡銀次朗も開頭手術を受けて治療を続けているなど、悲しい出来事が続いている。この状況に那須川は「しっかり真摯に受け止めて、誰が悪いとか原因を探すより、こういうことはあるよと覚悟しながらやっていかなきゃいけないし、全員が気を引き締めないといけないと思う」と沈痛な面持ちで持論を述べた。
続けて「なんか下品なののしり合いとかから、みんなやってしまっているじゃないですか。そういうところから1個1個、格闘技を見つめ直すのをやっていった方がいいと思う」と主張。現在、日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会が中心となって事故対策を検討しているが、「運営だけ、JBCだけで話すというより、選手たちを全員集めて話をした方がいい。そこで結論が出るわけじゃないけど、やることによってファンだったり見ている人も納得する」と選手による議論の必要性を訴えた。
さらには「説得力も大事。ボクシング界だけじゃなくて、格闘技界の大会議、スター選手を集めて、一回列を作ろうよっていうのをやった方がいい」と力説。親交のある人気格闘家の朝倉未来や、那須川の師匠を自称する格闘家の青木真也の参加を「あの人の声をしっかり聞いた方がいい。最初から(事故への意見を)言っていましたからね」と希望した。
神童の思いは格闘技界を動かすか。












