ボクシングの元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(46=フィリピン)が復帰し、元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(48=米国)との〝論争〟が再燃している。

 ボクシング界で黄金時代を築いた2人には、かねて「どちらが素晴らしいキャリアか」との論争が巻き起こっていた。2015年に直接対決しメイウェザーが勝利したものの、堅実で地味な戦いぶりだったこともあって、各方面から批判が噴出。これに対し、パッキャオ支持派は「魅力的な戦い」としてフィリピン出身者こそが素晴らしいボクサーと主張するなど議論は活発化した。

 そんな中、海外メディア「bein SPORTS」は「パッキャオとメイウェザーはメディアを巻き込み、歴史的な一戦を繰り広げた。しかし〝どちらが優れていたのか〟という議論は続いている。そして今、権威ある声が、その火花を散らしている」と報じた。

 その上で、元世界4階級制覇王者で元WBA世界ヘビー級王者のロイ・ジョーンズ・ジュニア氏(56)は「パッキャオはメイウェザーよりも上だよ」とし「パッキャオは自分と同レベルの相手全員と対戦した。必要な時にそうした。待つことはしなかった。メイウェザーは伝説よりも金を選んだんだ」とし、パッキャオに軍配を上げた。

 同メディアは「フロイドの無敗記録を重視する者と、パッキャオの勇気を重視するものとの間でボクシング界の分断は依然として続いている」と伝えていた。