レスリング女子で五輪3連覇の吉田沙保里さん(42)が、自ら残した記録への思いを語った。

 吉田さんは12日、都内で開催されたギネス世界記録70周年を記念した「ギネス世界記録ICON(アイコン)」認定証の贈呈イベントに出席した。

 現役時代には世界大会13連覇などの偉業を成し遂げ、2019年に引退。現在もレスリングに関わる4つのギネス世界記録®を保持している。

 金色で縁どられたギネス世界記録ICON認定証が贈呈されると「やっぱりゴールドは一番いいな」と笑顔。「33年間、記録のためというより、本当に目の前の自分の目標を達成したい、金メダルが欲しい、五輪で勝ちたいという気持ちだけで休まず続けてきた。連覇して毎年やってきたからこそ、最後に記録がついてきてこういう形にもなったと思う。目の前のものを一つひとつクリアすることが大事だったと改めて感じた」と、現役時代を振り返った。

 引退後も現役選手の動向は常にチェックしており「今は若い選手が活躍をして、五輪でもずっと途切れず金メダルを取り続けてくれている。女子だけでなく、男子も本当に頑張って活躍してくれていることがすごくうれしいなと先輩として思う」と、後輩たちの活躍を頼もしく見つめた。

 自身の記録については「残したいですね。そのまま(残して)死んでいきたいな(笑い)」と言いつつも「でも、それ以上に記録を作れる選手が出てきたら、それはすごいことなので、すごく応援したいなと思います」と〝後継者〟の出現に期待を寄せた。

ギネス世界記録ICON認定証を受け取った吉田沙保里さん
ギネス世界記録ICON認定証を受け取った吉田沙保里さん