ボクシング・トリプル世界戦(30日、横浜BUNTAI)の前日計量が29日、横浜市内で行われ、WBA世界ライトフライ級(上限体重48・9キロ)タイトルマッチの王者エリック・ロサ(25=ドミニカ共和国)と挑戦者の同級1位・高見亨介(23=帝拳)はともに48・8キロだった。高見は現役最年少世界王者となるチャンスが消えたものの「生意気」をテーマに掲げての王座奪取に意気込みを示した。
計量後のにらみ合いでは、距離を詰めてくるロサに笑いをこらえきれず、後ずさりして友好的に別れた高見。前日の会見でもロサと舌戦を繰り広げており「絶対にロサは来ると思ったんですよ。案の定、来たので付き合ってみようと思ったんですけど、我慢できなくて笑っちゃった」と振り返った。
減量については「頑張ったなと。安心した」といい「水分を取ると、すこぶる元気になるので。すぐ動けるぐらいのコンディション」と好仕上がりをアピール。翌日に備えてうどんとウナギを食べ、大好きというイチゴ牛乳も飲むという。
試合後のリング上で所属ジムの本田明彦会長に世界挑戦を直訴するなど「帝拳ジムで一番生意気」と言われ、今回はその言葉通り「生意気」をテーマに戦う。世界初挑戦での奪取を翌日に控えても「うれしいですし、楽しみ。ただ、自分の中でそこまで世界って感じでもなく、緊張感も出ていない」と強心臓ぶりを発揮している。
だが、少し残念なことが起こった。18日の公開練習では現役最年少の世界王者となるチャンスがあり、強い意欲を示していたが、27日に高見より5か月若いザンダー・ザヤス(プエルトリコ)がWBO世界スーパーウエルター級王座を奪取。高見は目前で世界一若い王者になるチャンスが消えたことに「そうなんですよ。その記録ほしかったんですけど」と肩を落としながらも、「どうしようもできない。自分の試合をしようとシフトしました」と気持ちを切り替えていた。












