元大阪府知事の橋下徹氏が20日、フジテレビ系選挙特番「Live選挙サンデー 超速報SP」に生出演し、日本維新の会の吉村洋文代表に苦言を呈した。

 この日、参院選の投開票が行われたが、日本維新の会は伸び悩み、存在感を示すことができなかった。

 日本維新の会の創設者でもある橋下氏は「15年前に吉村さんと一緒に維新を立ち上げたエネルギーや熱量は今の参政党のようなものだったと思う。政策の方向性は違うけど」と前置きした上で「毛穴という毛穴から改革のエネルギーが発出していたが、今の維新にはそれを感じない」と指摘。

 これに吉村氏は「何を改革で進めていくのが重要だと思っています。今回、維新は社会保険料を下げることや、統治機構改革に強いエネルギーを感じていて、今後も国政選挙においてエネルギーをこめていきたい」と答えた。

 だが、橋下氏は党創設者として今の維新が物足りないのだろう。「今の維新は濁っているところがありませんか」と苦言。さらに「もう1回整理して、メンバーが分かれることも含めて考えるべき」と踏み込んだ。

 維新を巡っては、与党の2025年度予算案に安易に賛成したことをはじめ、執行部のやり方に不協和音が生じているとされる。

 吉村氏は「内部同士で足の引っ張り合いだとかケンカしている政党を国民のみなさんが信頼するかというと難しいと思う」と自身の考えを示した。

 そして「当時の松井(一郎)さんや橋下さんのような人がいるわけではない。非常にしんどい状況だが、歯を食いしばって代表として党をまとめていきたいと思う」と話した。