参院選(20日投開票)比例代表に立候補した自民党の斉藤里恵氏は19日に東京都北区・赤羽駅西口アピレ前で、野田聖子衆院議員と街頭演説会を開いた。

 斉藤氏はシングルマザーで一児の母親。1歳の時に病気で聴力を完全に失う。銀座の高級クラブに勤務時に筆談を生かした接客で「筆談ホステス」として話題になり、書籍やドラマ化されたことでも知られる。

 そしてこの地域は、9年前に北区区議会議員として政治家人生をスタートした思い出の地。斉藤氏はマイクを握ると支援者たちに対して「ありがとうございます」と笑顔を見せた。

 終了後、取材に応じた斉藤氏は「北区区議会から応援してくださる方々にもお会いできて、涙しながら私の演説を聞いてくださり『応援しているよ』という言葉をいただくと、みなさんに背中を押していただいたおかげで、いまの私があると感謝の気持ちにあふれています」と述べた。

 斉藤氏は演説の中で、11月15日に開幕する聴覚に障害を持つアスリートを対象とした国際的スポーツ競技大会「東京2025デフリンピック」を政治家として携わり、成功させたい強い思いがあることを明かした。

「国会議員になってデフリンピックに携わっていくことは、国内のみならず、国外にも大きなメッセージを示していくことにつながっていくことになると思っていますし、それは大きなチャンス。それだけじゃなくて言語の壁だったり、さまざまな情報補償のアクセス、環境整備を整えていくことにも、この機会に最大限に活用して進めていく絶好のチャンスであると思います」

 選挙戦最終日、斉藤氏は支援たちの声を聞きながら次の演説会場に向かった。