新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」(19日、札幌で開幕)で初優勝を狙うNEVER無差別級王者ボルチン・オレッグ(32)が、〝一人王者の重圧〟を歓迎した。

 6月の大阪城ホール大会でKONOSUKE TAKESHITAを破りNEVER無差別級王座を初戴冠するなど、勢いに乗るボルチンは今年が2回目のG1出場だ。Aブロックの中で唯一のシングル王者だけに、昨年とは異なった重圧を感じている。決勝トーナメントには上位3選手まで進出できるが「NEVERのチャンピオンとして1位にならないとおかしい。Aは俺しかベルトを持っていないから、みんな俺のことを狙ってくる」と首位突破を義務付けた。

 レスリング時代からプレッシャーを力に変えてきた。レスリング男子フリー74キロ級で五輪金メダルを3度も獲得したロシアのレジェンド故ブバイサ・サイティエフさんが発した「強さは、自分自身を克服した者の中にのみ響き渡る」という言葉を胸に刻んでいるからだ。

「緊張感に勝てなかったら誰にも勝てない。今回は(王者としての)大きな緊張感があるけど、それよりはG1に勝ちたい気持ちが強い」と拳を握った。世界の大舞台を経験してきたレスリングエリートが、G1の頂へ突き進む。