パドレスのダルビッシュ有投手(38)が7日(日本時間8日)、本拠地サンディエゴでのダイヤモンドバックス戦に今季初登板し、3回2/3まで63球を投げて2失点。3安打、5奪三振、4四死球の内容でチームは3―6で敗れ、黒星スタートとなった。

 結果よりもファンはレジェンド右腕のカムバックを心待ちにしていた。右ヒジの炎症で開幕に間に合わず、チームの今季90試合目のマウンドに向かうとペトコ・パークに集まった4万人超の観衆は大歓声で迎えた。復帰戦とあって制球はやや乱れ、ダルビッシュ自身も首をかしげるシーンもあったが、同地区の首位を走るドジャースを追いかける上でも頼もしいベテランの戦列復帰となった。

 米メディアからも賛辞が並んだ。「MLB公式サイト」は「目まぐるしく変化する8種類もの球種を駆使してアリゾナ打線を翻弄した。初回はわずか10球で投げ切り、2三振、4つの空振りを奪った」と称賛。カットボールにスライダー、スイーパー、カーブ…と変幻自在の投球術に脱帽した。

 また「CBSスポーツ」も「ダルビッシュの典型的な投球には程遠かった」としながらも「彼を切に必要とするパドレスにとって今後の糧となる試合だった」と評し「彼は存在するほぼすべての球種、正確には8種類のボールを投げ込んだ。最速は95・9マイル(約154・3キロ)に達し、平均球速は95・1マイル(約153キロ)。これは昨季の直球の平均を1マイル(約1・6キロ)上回る速さで、今後に期待が持てる」と伝えた。

 進化してマウンドにかえってきたダルビッシュ。ここからの巻き返しが期待される。