米軍は現地時間22日未明、イランのフォルドゥ、ナタンズ、イスファハンの3か所の核施設を空爆した。世界が驚いた不意打ちだった。
ヘグセス米国防長官らは22日、国防総省で会見を開き、作戦名は「真夜中の鉄槌」(ミッドナイト・ハンマー)と明かした。地中貫通爆弾バンカーバスターのGBU―57を14発使用し、全てが標的に命中したと成功をアピールした。
90メートルの岩盤下にあるフォルドゥのウラン濃縮施設は、複数のGBU―57投下によって破壊可能といわれてきた。トランプ氏は21日夜、自身のSNSトゥルース・ソーシャルに「フォルドゥ・イズ・ゴーン(フォルドゥは消えた)」と投稿した。
軍事事情通は「フォルドゥはイランの核兵器開発の中心と考えられています。2009年に稼働して以来、核兵器開発拠点として、そして核兵器開発のための物質を輸送する拠点として機能してきました。3週間以内に核爆弾9個分に相当する兵器級核分裂性物質を作り出す能力があるとされています」と指摘する。
今回の攻撃でフォルドゥに十分な打撃を与えられたかどうかが分かるには、時間がかかるとみられる。もし破壊できたとすれば、イランの核兵器開発は30年遅れるとみられている。
しかし、ロイター通信はイラン高官筋の話として、フォルドゥの高濃縮ウランの大半は攻撃前に非公開の場所に移されたと報じた。また、施設の労働者の数が最小限にまで削減されたという。
これを受け、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは22日、中東戦略研究センターのアナリスト、アッバス・アスラニ氏の話として、「イランは米国の核施設への攻撃を予期しており、そのため予防措置を講じていた。核施設付近の住民への汚染と被害を避けるため、核物質を別の場所に移設することも含まれていた。物質を安全な場所に移すことで、米国やイスラエルがそれらを発見し、破壊することが非常に困難になるためだ」と報じた。
19日の衛星画像によって、トラック16台がフォルドゥの入り口に並んでいたことが分かっている。そもそもトランプ氏が核施設を攻撃したのは、イランが和平交渉のテーブルに着くことを望んでいたからだ。もしイランが和平交渉に応じなければ、さらなる攻撃が行われる可能性があると警告している。イランは和平交渉に応じるのか。












