自由民主党・大阪府議会議員団が21日、大阪府庁内で開催した「GPTs説明会」に参加し「デジタルクローン」を作成した。

 GPTsとはOpenAIが提供する、プログラミング不要で自分の用途に合わせたChatGPTを作成できるサービス。

 この日、講師として登壇したCloneAI株式会社・代表取締役の吉永安智氏は、生成AIとデジタルクローンの違いについて「AI同士に議論させても良い答えが出ると、それ以上の反論が出ないが、人間の主観を学習させたクローンは、議論を続けることができる」と解説。GPTsを使ってデジタルクローンを作り、ディスカッションをしようというわけだ。その利点として「クローン同士の議論を俯瞰でみると、より深く考えることができる」とした。

 同党のしかた松男幹事長は「1人暮らしのお年寄りに使ってもらいたい。良い話し相手になるし、会話を重ねて育ったクローンが、その人に必要なアドバイスをしてくれる。もっと社会に広がってほしい」。

 そして、大阪の企業が先進的なAIビジネスを行っていることに「すごいな。アメリカに視察に行かなくても、先進技術を学ぶことができた」と感心した様子だった。

 同システムは開発中の段階だが、デモンストレーション用のクローンとして高市早苗首相や吉村洋文大阪府知事が登録されている。

「私のクローンとお2人のクローンとで『少子高齢化』をテーマに議論させてみたいね。10年後には大変な世の中になるんじゃないか」

 ただ、吉村知事が再びブチあげた「3度目の大阪都構想」についてはクローンを使うまでもなく反対のようだ。「大阪市を残したい。一番いいのは、今度(来年)の4月の選挙の時に、都構想をしたいか問う選挙をするべき」と提案。

 そして維新の府議団と同党の関係性は悪くないとしながらも「2回目の住民投票をした時に『もうしません』って言うたんやから、約束は守らな」と指摘するのを忘れなかった。