裕福な男性が多額のカネを払い、モデルやインフルエンサーなど若い女性を虐待し、貶めるとウワサされるドバイの秘密のパーティー「ポータブルトイレ・パーティー」が以前から話題になっている。そのパーティーなのかどうかははっきりしないが、被害者女性がドバイでの悲劇を明かした。
ウクライナのモデルでインフルエンサーのマリア・コヴァルチュク(20)は3月に脊椎骨折、四肢骨折した状態でドバイの路上で発見され、世界中のメディアが「悪名高きポータブルトイレ・パーティーの被害者だ」などと報じた。
そのマリアにロシアメディア「オストロジノ・ノーボスチ」の有名な司会者クセニア・サプチャクが21日、インタビューした。マリアは現在、母親アンナさんが暮らすノルウェーでリハビリ中。複数回の手術を受け、額には目立つ傷跡が残っている。
マリアは3月、仕事でドバイのホテルに宿泊した。翌日、タイに行こうとしたが、寝坊した。ロビーで若い男に声を掛けられ、男の部屋に泊めてくれるという話になった。ところが、その部屋では、多くの男や女性が参加したいかがわしいパーティーが行われた。
マリアが参加させられたのは、ウワサに聞いたポータブルトイレ・パーティーのようなひどいものだった。ただし、そこにいた顧客は、ドバイの王族ではなく、裕福なロシアの金持ちだったと強調した。
「ほかにも女性がいました。男たちは『あなたは私たちのものだ、私たちは何でもしたいことをする』と言って、私を小突いたり、からかったりしました。パスポートと所持品を奪われました。彼らは性的関係を望んでましたが、私は拒否しました。私は逃げました…怖くて、一番近くの建物まで走って、中に入って隠れました。まだ建設中の、壁のない建物でした」
マリアは、大けがの原因となった暴力行為そのものは覚えていないという。上の階から突き落とされた可能性が高いようだ。
そして、1週間後の3月12日、ドバイの路上でひどいケガを負った状態で、車で通りすがりの男性に発見された。救急車が呼ばれ、当初は死んだと思われていたが、一命をとりとめた。4月にドバイの病院を退院した。
マリアが告発したロシア人らは、ドバイ警察に1日拘束されただけで解放されたという。
一方、高額な治療費はドバイ当局が負担したという。母親アンナさんは「当局がいくら支払ったのかは分かりませんが、何百万ドルという莫大な金額でした。その代わりに、当局にマイナスの印象を与えるような発言をしないよう求められました」と話している。












