やはり世界の壁は厚いのか。ボクシングWBO世界ウエルター級(上限体重66・6キロ)タイトルマッチ(19日、東京・大田区総合体育館)の前日計量が18日、横浜市内で行われ、王者ブライアン・ノーマン(24=米国)と挑戦者の同級2位・佐々木尽(23=八王子中屋)はともに66・6キロでパス。ノーマンと契約している米国の大手プロモーター、トップランク社のボブ・アラムCEO(93)も来場し、王者に「未来のスーパースター」と大きな期待を寄せた。
ウエルター級は元5階級制覇王者シュガー・レイ・レナードら数多くの歴史的名選手が戦った世界的に層の厚い階級。佐々木が勝てば日本人初の同級世界王座奪取という快挙となる。だが、その前に立ちはだかる若き王者ノーマンを、プロモーター歴約60年の超大物は「彼はすでに王者だが、未来のスーパースターとだと期待しているのでここに来た」と高く評価する。
今後についても「タフな試合が目の前にある時に、先のことを話さない方がいい」としながらも「彼はこの先いろんな試合を組む可能性があり、統一戦もその一つだ」と期待。幼少期から父の指導を受けていることもあって「非常にまじめ。父は非常にいい影響を与えており、本当に正しく歩いている」と性格も評価している。
一方の佐々木については「生で見たことがない」とのことだが、「非常に攻撃的な選手。攻撃的な選手にはチャンスがある」と見ている。試合については「ともに攻撃的な選手なので、リング上で遊ぶようなことをしないで戦い、ファンにとっていい試合になると思う」と予想した。
この日の計量では、佐々木は写真撮影で闘志むき出しで約30秒ものにらみ合いを繰り広げ、「俺の方が強いと感じた。負けるはずがない」などと自信を示した。歴史的な番狂わせが起きるのか。それとも王者が貫禄を見せつけるのか。













