格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 11」(14日、北海道・真駒内セキスイハイムアリーナ)で、〝阿波の拳王〟こと木村柊也(25)がヴガール・ケラモフ(33=アゼルバイジャン)と健闘も、判定0―3で無念のプロ初黒星を喫した。

 試合は「ケラモフ圧倒的有利」の下馬評を覆すものとなった。開始のスタンドの攻防でステップを踏みながら距離を取った木村は、強烈なパンチをヒットさせる。さらに仕掛けられたタックルも潰して回避し、会場をどよめかせた。

 しかし、2回目のタックルで背後につかれ、チョークスリーパーで首を狙われる。何人もの選手が仕留められてきたケラモフの〝フルコース〟でフィニッシュを予感した観客席からはため息がもれた。ところが木村はアゴを引いて一本を許さず、体を入れかえてケラモフと正対し、脱出に成功。さらに上から強烈なパンチを叩き込んで鼻から出血させるなど、ダメージを与えて1ラウンド(R)を終えた。

ケラモフ(奥)のスリーパーからも逃げ切った木村柊也
ケラモフ(奥)のスリーパーからも逃げ切った木村柊也

 2R以降もスタンドで木村はパンチを放つが、タックルからバックを奪われる展開が続く。それでもケラモフに引けを取らない体力をフル稼働させて一本は許さず、反撃も試みて見せ場をつくり続けた。

 結局、木村は最後までケラモフの組み技をしのぎ続けて試合終了。判定は0―3で敗れたが、今後の可能性を感じさせる戦いぶりに「ABEMA PPV」で解説した川尻達也は「まだ(プロ)6戦目ですからね。可能性を見せてくれましたよね」と興奮気味に話した。

 一方のケラモフは「今回は3Rでフィニッシュとなりませんでしたが、次回はもっと見応えのある試合をしたいと思います」。7月27日の「超(スーパー)RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」(さいたまスーパーアリーナ)でRIZINフェザー級王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)に挑戦することが決定的となった。