元〝環境少女〟でスウェーデンの気候変動活動家のグレタ・トゥンベリさん(22)が10日、スウェーデンのストックホルム郊外のアーランダ空港に到着した。「イスラエルに誘拐された」と主張しているが、国内でも疑問の声が上がっている。スウェーデン紙エクスプレッセンが10日、報じた。

 グレタさんを含む12人の活動家は今月1日、人道支援物資を届ける目的でイタリアのシチリア島を船で出発し、パレスチナ自治区ガザを目指した。9日、12人の活動家はイスラエル軍に船上で拿捕され、イスラエルに連行された。グレタさんと他の3人の活動家は国外追放命令に署名した後、強制送還された。グレタさんは飛行機に乗せられ、パリで乗り継ぎ、10日夕にアーランダ空港に到着した。

 数人のパレスチナ抗議者が到着ロビーに集まっていた。グレタさんは友人数人と抱き合った後、空港に集まった報道陣に「今回の旅の目的はガザに到着し、緊急支援物資を配布することだった。しかし、リスクがあることは承知していた」と語った。

 さらに「公海上で拉致され、イスラエルに誘拐された。イスラエルは私に100年間の入国禁止に署名させようとしたが、私は署名しなかった」と続けた。

 しかし、「誘拐された」という発言については、疑問が投げかけられている。国際法専門家のオーヴェ・ブリング氏は「イスラエルが戦争状態にあり、海戦法が適用されるため、イスラエルの行動は合法であると考えている」と述べた。

 空港で、グレタさんは報道陣から、ヨットの同行者について質問を受けた。同行者の中には、テロ組織ハマスとヒズボラへの支持を表明している者もいるが、どう思うかという質問だった。

 グレタさんは「私はそれについて、あるいはこの人が何を言ったかについては聞いていない。全員に、すべてについて具体的に何を発言したのかを尋ねるべきだろうか? それは時間が掛かる。今、分かっているのは、シャワーを浴びる必要があるということだ」と話した。