三原じゅん子こども政策担当相は28日の衆院内閣委員会に出席。新宿・歌舞伎町の〝トー横キッズ〟「駆け込み寺」として知られていた公益社団法人「日本駆け込み寺」の元事務局長だった田中芳秀容疑者がコカインを所持した疑いで警視庁に逮捕された事件について質問を受けた。

 田中容疑者は今月18日夕方、新宿・大久保の路上で、コカインを持っていたところを現行犯逮捕された。一緒にいた20代女性も同法違反(使用)の疑いで逮捕。警視庁は22日に日本駆け込み寺事務所を家宅捜索した。その後、田中容疑者は事務局長を解任されている。

 有志の会・緒形林太郎衆院議員は「理事で事務局長がコカイン所持で逮捕された。報道によると『オーバードーズをするぐらいならコカインの方がいい』と言って施設利用者にすすめていた」と問題性を指摘。

 続けて「私はこれ大問題だと思っている。当然、公益法人の担当、所管する内閣府として、すでに公益認定法の報告要求くらい大臣が呼んで『どうなっているの?』と聞くことはやっていると思ったんですが、まだやっていない。問題だと思う」と質問した。

 これに三原氏は「本件につきましては警察による捜査が進行中でございます。いずれにしても悩みを抱える多くの方々に寄り添う事業を行う公益法人においてですね、今般のような事件が発生した極めて遺憾です」と述べた。

 公益法人は一般社団・財団法人のうち、民間有識者からなる第三者委員会による公益性の審査をへて、行政庁(内閣府または都道府県)から公益認定を受けることで、税制上の優遇措置を受けている。

 三原氏は内閣府の今後の対応について「事実関係の把握に務め、公益法人認定法上の報告徴取、勧告、命令、認定取り消しなど、必要な監督措置を適切に講じてまいりたいと思っています」と答弁した。