バルセロナ五輪柔道銀メダルでプロレスラーとしても活躍した〝元暴走王〟小川直也氏(57)が、自身のYouTubeチャンネル「小川直也の暴走王チャンネル」を更新。体重無差別で柔道日本一を決める全日本選手権について物申した。
4月29日に日本武道館で開催された今年の全日本選手権には、66キロ級で五輪2大会連続金メダルの阿部一二三(パーク24)と、最軽量60キロ級の永山竜樹(同)が参戦。女子の全日本選手権にはパリ五輪48キロ級金メダルの角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が出場し、重量級を相手に果敢に戦って話題を集めた。
これに小川氏は「五輪組が出場記念みたいな感じで、お祭りみたいな感じで試合に出ていた。古賀とよく対比されていたけど、ポイントが違うんじゃないか。古賀とは一緒にしないでほしいかな。次元が違うから。対比するのは、古賀にとってはかわいそうかな」とまくし立てた。
「古賀」とはもちろん、バルセロナ五輪71キロ級金メダルで〝平成の三四郎〟こと故古賀稔彦さんのこと。古賀さんは71キロ級ながら1990年の全日本選手権で重量級陣を撃破して決勝に進出。決勝では当時重量級の世界王者だった小川氏に敗れたが、準優勝の快挙を果たした。
古賀さんは一体、何が「違う」のか。小川氏は「階級を超えて、チャレンジするのはいいこと」「話題になるのもいいことだ」「今年のメンバーは期待に応える試合をしていた」などと一二三や永山の健闘をたたえつつ「でも古賀の場合は予選から出たのよ。しかも競争の激しい東京代表として。そこから違うからさ、次元が」と説明する。
一二三と永山は今回、「2024年パリオリンピックメダリスト(団体戦を除く)」の枠で推薦選手として出場した。東京都選手権など各地区の予選大会への出場は免除されたが、古賀さんの時代には〝五輪、世界選手権のメダリストは予選免除〟という規定はなかった。このため古賀さんは、89年世界選手権ベオグラード大会で優勝していたにもかかわらず、東京都選手権に出場。激戦区の予選で上位に入って、自力で出場権を得ているのだ。
全日本選手権優勝7度の元暴走王は「うるせえオジサンにはなりたくないけどさ」と言いつつ、「たぶん、今回の(軽量級の)オリンピックメンバーでは東京代表になれない。断言する。そこから違うので」と指摘。その上で「改めて古賀って大したものなんだと思う。すごいヤツだったんだな」と、自ら体感した〝平成の三四郎〟のすごみを強調した。
ちなみに「90年大会の古賀さんが今年の大会に出たと仮定したらどこまで行った?」との質問には、「バカヤロ…。オレの時は強かったとか、そういうのは言いたくないし、時代の流れってのはあるし…」と苦笑いだった。












