大相撲夏場所6日目(16日、東京・両国国技館)、幕内伯桜鵬(21=伊勢ヶ浜)が幕内宇良(木瀬)と長い押し合いとなったが、最後は力ずくで寄り切った。無傷の6連勝となった取組後は「立ち合いは良くなかった。土俵際で丁寧に(対応)できたので良かった」と振り返った。

 新入幕だった2023年名古屋場所で11勝を挙げ、敢闘賞と技能賞を受賞。その場所後に左肩を手術し、一時幕下まで番付を下げた。今年の初場所で幕内復帰を果たし10勝、先場所は9勝を挙げて復活を印象付けていた。

 この日の取組前には、元横綱の照ノ富士親方(33=伊勢ヶ浜)が国技館で行われたトークショーで伯桜鵬について言及。「相撲が上手。教えていることが全てできるし、器用で運動神経もいい」と絶賛。さらに「立ち合いの馬力もついてきている。(年内に新三役昇進の可能性も)本人の頑張り次第であると思う」と大きな期待を寄せた。

 伯桜鵬によると、同親方が引退した1月に「パワーが足りない。(稽古の)番数を増やして、一番一番丁寧にやっていけ」とアドバイスを受けたという。その影響で、稽古場では毎日約30番取るようになり「自分の相撲の軸とパワーがついた。確実に強くなってきてうれしい」と充実した表情を見せた。

 この日の結果により、全勝は綱取りに挑む大関大の里(二所ノ関)と伯桜鵬のみ。7日目以降に向けて「先のことを考えずに、目の前の一番に集中していきたい」と気を引き締めた。