格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行CEO(61)が本紙の独占インタビューに応じ、今後の展望を語った。4日に東京ドームで開催した「RIZIN男祭り」は4万2706人の観客を動員。セミファイナルで朝倉未来が鈴木千裕を撃破して復活ののろしを上げ、メインのRIZINフェザー級王座戦ではラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)がクレベル・コイケ(ブラジル)を破り新王者となった。ビッグマッチを大盛況のうちに終えた〝地獄のプロモーター〟が次に見据えるものとは…。

 ――「RIZIN WORLD GP」はヘビー級に続き、夏にフライ級トーナメントも開幕する

 榊原CEO(以下、榊原)フライ級はちょっと隠し玉も含めて、いろいろ考えています。日本人と外国人と両方含めて、みんなに「そういう手もあるんだな」っていう感じで驚いてもらえることを考えていますよ。ヘビー級も含めGPをぶち上げた以上、しっかり磨いていきたいですね。

 ――フェザー級はますます混とんとしてきた

 榊原 そうですね。シェイドゥラエフにベルトが変わって…。この階級は本当に役者が多いので、ベルトを巡る戦いをどう積み上げていくかっていうのも1つだと思うし。あとはビッグカムバックをした未来の次戦っていうのは、みんな気になるところだと思うんでね。そこに向こうを張る形で、平本蓮の復帰戦がいつになるのかも…。鈴木千裕はいったん、休憩時間が必要だと思うけど、萩原京平もいい勝ち方して復活してきているので、ファンの注目を集めていけたらいいかなと思っています。

4万2706人の観客を集めたRIZIN男祭り
4万2706人の観客を集めたRIZIN男祭り

 ――平本の復帰戦が7月ごろの開催を検討しているという「超(スーパー)RIZIN.4」になる可能性もあるのか

 榊原 その可能性もあるんじゃないですか。ケガの治り具合次第だと思うので、本人と話しながら考えていけたらいいかなと。未来との大切な試合まで飛ばしたのに中途半端で復帰してもしょうがない。完治して「絶対大丈夫だ」というタイミングで戻したいなと思っています。

 ――では未来の復帰2戦目は…

 榊原 未来がこの試合前から話してたのは「ここで鈴木千裕に勝った先、ベルトを目指したい」と。またケラモフやクレベルにもリベンジしたいんだろうと思うし。そういう彼の野望というか目標に向けて、どう調整がつくのかなというところですね。

 ――今後も東京ドーム大会は定期的に行うのか

 榊原 うーん…。東京ドームって簡単に「毎年このタイミングで」って決められるものではなくて、カードありきなとこがあると思うんですよね。最強カードがマッチアップできるタイミングで、なおかつドームに空き日があるかどうかという問題があるので。でも、ドームの皆さんとも何度か情報共有をして「やっぱり格闘技っていいですね」という声をいただけたので。だから我々も東京ドームにリーチできるような流れが作れれば、また戻ってきたいなと。いろんなパズルがうまくハマった時にね。

 ――「男祭り」のタイトルは今後、使う可能性はあるのか

 榊原 僕らにとっては特別な思い入れのあるタイトルなんですけど、最初評判が悪かったんですよね(苦笑い)。若い人たちからすると「何それ?」って。でも今回やって「男祭り」っていうものを磨き直せたと思うので。不定期ではあるけれども「また祭りをやろう」というようなことがあれば。まずは今回10周年の記念としてやらせてもらったので、またふさわしいタイミングがくれば封印を解いてもいいんじゃないかなと思います。