注目を集めた格闘技イベント「RIZIN男祭り」(4日、東京ドーム)を〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)が分析。今回の標的になったのは衝撃の結末に終わったRIZINフェザー級王座戦だ。挑戦者のラジャブアリ・シェイドゥラエフ(24=キルギス)が、王者のクレベル・コイケ(35=ブラジル)をわずか62秒でKOし、第7代王者に輝いた一戦に鋭いメスを入れた。
試合はシェイドゥラエフの一方的な展開に見えた。ジリジリと距離を詰めると鋭く重いパンチをヒット。クレベルからの蹴りをかわしながら圧力をかけてロープ際に追い込み、強烈な右フックで顔面をとらえる。これで動きが一瞬止まったところで再び右フックを放ってヒザから崩れさせ、追撃の鉄槌を放ったところでレフェリーが止めて、1ラウンド(R)1分2秒で王座を奪い取った。
たまごかけご飯を片手に取材に応じた青木は、この試合について「シェイドゥラエフがめちゃくちゃ慎重だった」と声をしゃがれさせる。この展開で〝臆病〟とはどういうことなのか。青木はこう説明する。
「最初、シェイドゥラエフは攻めてないんだよ。クレベルの動きを見て、見て、見て、奇襲や引き込みを警戒してるんだ。〝臆病〟な戦い方だ。体が強くてRIZINで4連勝するだけの力があるのに、簡単に攻めない。多分、遺伝子レベルで闘争が刻まれているからこその臆病さなんだと思う。強い」
〝個体として強い〟上に、石橋を叩いて渡るような戦術を取るから隙がないというわけだ。
それでも、わずかながら日本勢にも勝ち目はあるという。青木は「盤石だし、長期政権も築ける。これを崩すには? 一点突破。これしかない」とメガネを光らせる。そこで注目したのが、この試合で解説を務めた平本蓮だとして「中継でシェイドゥラエフと『やりたい』的なことを言っていたじゃん。これって全然〝吹かし〟じゃない。鋭いんだよ。あの平本さんの打撃の一点突破スタイルはシェイドゥラエフと相性がいい。十分、勝機があるんだ。だからこそ、やりたいはず」と指摘した。
一方でほかに太刀打ちできそうな日本人選手について「負けないのは皇治。バッティングしてノーコンテストに持ち込めれば、あるいは…。朝倉未来? 無理だ! 相性が悪すぎる。だって、シェイドゥラエフは(ヴガール)ケラモフの〝上位互換〟だから。でも、ベルトをはがすなら引き抜きされるのを待つのが一番現実的じゃない?」として、たまごかけご飯をかきこんだ。
最後に、道交法違反(事故不申告など)の疑いで書類送検され〝みそぎ〟として〝イランの反則王〟シナ・カリミアン(37)と対戦し判定なしだった皇治について「それもキ●●マへのバッティングでローブローしてくれたら面白かったのに」とダメ出ししつつ「もう絶縁!」と切り捨てる。一方で相変わらずの存在感を見せたカリミアンには「ぜひ、GLEATしてほしい。中嶋勝彦とカリミアンで闘魂スタイルズをやりたいって黒幕が言っていたし」と熱視線を送った。
好き放題語った青木は「それはそれとして、バラさんの体が仕上がりすぎだ。明らかに前田日明よりコンディションがいいじゃないか。ちゃんとチェックしてほしい」と意味不明なことを口走ると、自転車で後楽園ホールに向かうのだった。












