東海大の両角速駅伝監督(58)が、強豪復活に向けた〝キーマン〟を明かした。同大は2019年の第95回箱根駅伝で初の総合優勝を果たしたが、近年は厳しい戦いが続く。24年の第100回大会の最終10区で、10位でたすきを受け取ったロホマン・シュモン(当時2年)が、11位の大東大に逆転されてシード権獲得を逃した。

 同年10月に行われた予選会では、チーム10番手を走行していたロホマンが熱中症のため、ゴール付近で倒れ込んで途中棄権。東海大は14位に終わり、本戦の連続出場が「11」で止まった。

 それでも最終学年となったロホマンは、4月5日に行われた四大学対抗陸上競技大会(東海大、日体大、順大、国士舘大)の1万メートルで優勝するなど、復活の兆しを見せている。両角監督は「彼の精神面が一番心配だったし(立ち直るまで)時間はかかったと思う。ただ、5日の1万メートルで優勝して、周りの人たちも見ていて『ロホマン、復活してきたな』ということだったので。彼は元気に走っているし、5月24日の全日本大学駅伝の(関東地区)予選会にも出るので、きっとやってくれるんじゃないかと思う」と太鼓判を押した。

 また、指揮官は2年ぶりの箱根出場に向けて、ほかの4年生にも期待を寄せる。「学生スポーツなので、4年生がリーダーシップをとって活躍することがすごく重要かと思う。その中でもキャプテンの花岡寿哉を筆頭に、非常に将来性がある兵藤ジュダ、竹割真、鈴木天智といった選手もそれなりにいる」と力説した。