ドジャース・佐々木朗希投手(23)が19日(日本時間20日)、敵地アーリントンでのレンジャーズ戦に先発し、自己最長の6イニングを投じて2安打、2失点の好投を披露した。

 チームが9回に逆転サヨナラ負けを喫したため、怪物右腕のメジャー初勝利はまたもお預けとなったが、課題だった制球難は改善。代わりにこの日は最速96・9マイル(約155・9キロ)にとどまる現象も起きたものの、登板を重ねるたびにイニング数を伸ばせていることは大きな収穫だ。

 失点は3回に許したヒガシオカの2ランだけ抑えられたのは、佐々木を支えたバックの守りも大きかった。初回一死走者なしの場面で中堅手のアンディ・パヘス外野手(24)は、シーガーが放った中堅への大飛球をフェンス際でジャンピングキャッチ。ボールを収めたグラブが届いていなければ、スタンドに入っていても不思議ではない当たりだった。初回から失点していれば、投球内容も変わってくる。佐々木の好投が生まれなかったかもしれない。

 しかもパヘスが佐々木を救ったのは今回が初めてではない。12日(同13日)の本拠地ドジャー・スタジアムでのカブス戦でも満塁本塁打を阻止する大ファインプレー。2試合で佐々木の〝計5失点〟を守備で阻んだ格好だ。

 相手側からすれば「怪盗ルパン」さながらの〝本塁打泥棒〟。米メディア「クラッチポインツ」は「パヘスはドジャースのスティーラー(泥棒)となった。(塁を盗む)盗塁のことではない。外野で(相手の)得点機会を奪ったのだ。この若き外野手が得点を阻んだのはこれが初めてではない」と絶賛した。

 この日のパヘス自身は攻撃面では3打数無安打とサッパリだったが、守備での貢献は計り知れないものがあった。