新日本プロレスの「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」を率いるEVILが、「バレットクラブ・ウォー・ドッグス(WD)」との抗争終結を予告した。5月3日福岡大会で実現する「ドッグパウンドケージマッチ」を要求したWDを過剰に非難。理不尽な怒りは、現IWGP世界ヘビー級王者の後藤洋央紀にまで及んだ――。

 バレットクラブの内部抗争は激化の一途をたどっている。福岡決戦ではEVIL&成田蓮&SANADA&SHO&金丸義信が、デビッド・フィンレー&ゲイブ・キッド&ドリラ・モロニー&クラーク・コナーズ&石森太二とのノーDQ(反則裁定なし)金網戦が組まれた。

 シリーズ開幕前の春も深まる昼下がり、けたたましく鳴った記者のスマホには「EVIL」の邪悪な4文字が…。話題はやはりWDが提案した金網戦で「なんだあのストロングスタイルの精神のカケラもないルールは…。アイツらは受け身の取れないプロレスラーもどきだから、金網だとかノーDQだとか言ってくるんだ。ごちゃごちゃ言わんと、誰が一番強いか決まるまでやればいいんだよ」と、何だか聞いたことのあるような口調で敵対チームをぶった切った。

 さらにEVILは「だから本物のプロレスラーであるSANADAはH.O.Tを選んだんだよ。アイツらは受け身の練習を全然やってないから反則に頼るんだ。練習生からやり直せ」と追撃。「レスラーもどきは福岡で一掃だ。さっさとバレットクラブから追放して、俺はIWGP世界のベルト取りに行くぞ」と、団体最高峰王座を次なるターゲットに見据えた。

 現在新日本マットでは、後藤属する本隊がH.O.Tの反則、介入によるファン離れを防ぐことを旗印に増員を続けている。さらに最高峰王者の後藤も「後藤革命」を掲げて日々奮闘中だ。だがEVILは「後藤〝革命〟などと自ら名乗っているように、アイツは俺の体制に盾突く反体制派なんだよ。使えない頭数だけ増えて無駄だった革命を、そろそろ鎮圧してやらねえといけねえな。分かったか、よく覚えとけ」と身勝手な解釈とともに宣戦布告した。

 結局この日も自分の言いたいことだけ言って通話は終了。EVILのテレホンハラスメントから逃れる術は、この世に存在しない。